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OUR PRIDE 鴻臚館遺響

いにしえの大陸との文化交流を支えた迎賓館「鴻臚館」。
当時の料理を現代風に再構成した、かつてない「おもてなし」を福岡から発信します。

「福岡はおいしいものがいっぱい」「福岡に来たら、食事が楽しみ」

現代人と同じように、福岡を訪れた大陸からの古代人たちも

きっと同じ思いを抱いたに違いありません。

7世紀後半に出現した筑紫の鴻臚館は、

9世紀前半までは遣唐使や遣新羅使を迎える対外公館、

そして9世紀後半以降は対外貿易の舞台として、大いに活用されました。

この館で供された料理は、福岡の海の幸・山の幸を吟味し、

大陸から伝来した香辛料なども採用し、調理の技術を駆使して、

貴賓へのおもてなしの心を表現したもの。それは、今の私たちにも通ずる心です。

「鴻臚館遺響」は、古代日本のおもてなし料理をつぶさに調査・研究し、

その成果を「福岡発の新たな食の体験」として再構成して、

日本はもとより世界中の多くの方々に伝えていくプロジェクトです。

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鴻臚館は、平安京、難波、そして福岡・筑紫の3ヵ所に設置された、わが国最初の迎賓館。筑紫の鴻臚館は、688年に新羅の国使全霜林をもてなしたという記事の中で『日本書紀』に初めて登場します。11世紀後半に貿易拠点が鴻臚館の東の砂丘にある博多に移るまで、筑紫の鴻臚館は、古代日本最大の国際交流拠点でした。

その後、1601年(慶長6年)この地に筑前国福岡藩の初代藩主黒田長政が築城を始め、7年後に完成したのが福岡城(別名:舞鶴城)です。外濠は現在の大濠公園、本丸から三の丸一帯が現在の舞鶴公園となっています。

1987年(昭和62年)12月、福岡城跡内にあった平和台球場の改修工事に伴う発掘調査で、鴻臚館跡が発見され、大きな話題に。当時、鴻臚館跡展示館には年間で10万人を超える人が訪れていました。「鴻臚館遺響」プロジェクトは、新たな発想を採り入れた企画を実現することで、再びにぎわいの創出や多様な交流を促進することを目的としています。

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Re: 鴻臚館おもてなし料理

古代日本の世に花開いたのは、想像以上に豊かな食文化。
食事を楽しむ心は、復元された鴻臚館の料理にも息づいています。

「Re: 鴻臚館古代おもてなし料理」は、いにしえの大陸からの賓客に供された「特別な食」を現代の「市民の食」として再構成した「福岡発の新たなおもてなし体験」です。「歴史的に後世(奈良時代以降)で開発、または海外から渡来した食材・調味料は使わない」「江戸時代以前には一般的に食されていた猪・鹿肉も用いる」「玄界灘ならではの魚介を多用」「調理法は、煮る・茹でる・炙る・蒸すがベース」など、調査で明らかになった当時の食文化をベースとしながら、新たな解釈も採り入れています。「見た目で楽しく、食べるとさらに楽しい」…そんな食の体験をプロデュースします。

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MEMBER

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鴻臚館を百年後の世界にも

残すことが私たちの使命。

德淵 卓

とくぶち すぐる

万 yorozu オーナー / 茶司

名もなき偉人の方たちのおかげで今、こうして人が交流できる場所が生まれています。私たちの使命は、この意義ある鴻臚館を百年後の世界に残していくことだと思います。

Profile

株式会社 万ヤ 代表取締役社長。一般社団法人「茶方曾(さぼえ)」草司。福岡市内で茶酒房「万/yorozu」を展開。茶の魅力を伝えるため、産地に赴き日々研究を重ねる。日本茶普及のため国内外イベントに多数出演するなど多方面で活躍。

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古代の豊かな食の世界を

これからも再現したい。

料理コーディネーター

富松 由紀

とみまつ ゆき

古代の福岡は、玄界灘の魚介など食材の種類は想像以上に豊かで、今は食べる機会が減った野草やジビエなどの活用も盛んでした。今後も四季ごとの古代メニュー再現を目指したい。

Profile

福岡市生まれ。フリーライターとして情報誌や企業誌などで取材執筆活動。その傍ら、料理コーディネーターとしてメニュー提案や食の取材を重ねる。著書に「う・う」「魚はわが師匠〜釣り師の料理ノート」など。毎日新聞にエッセイと料理を連載中。

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古より伝わるいたわりの心で

新たな交流の形を作りたい。

中村 翁團

なかむら うまる

茶人

古より変わらぬ人へのいたわりと優しさが鐘の音のように今日まで響き、新たな形で人々の交流を促し文化と心を豊かにする。不易流行の思いが、鴻臚館遺響に込められています。

Profile

日本伝統文化体験継承支援団体「寧靜社」所属。余暇を以て茶・花・書を始め日本・中国の詩歌などの芸能に親しむ。現代美術家との共同制作「障碍の茶室」や「伝統文化子ども教室」などの活動も継続。専門学校で伝統文化の非常勤講師としての顔も。

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鴻臚館遺響LIVE 2021

料理・茶・音楽・作法。鴻臚館でのおもてなしをここに復元。
現代の福岡ならではのアレンジを施したイベントにご期待ください。

鴻臚館遺響プロジェクトでは、多彩なイベントを企画しています。特に「Re: 鴻臚館古代おもてなし料理の宴」は、鴻臚館の歴史を踏まえながらも、それに縛られることなく、当地特有の景観を活かした、プレミアムな時間を体験していただけます。どうぞお楽しみに。また、鴻臚館跡展示館でのギャラリー展示では、奈良・平安の貴族・高官の食文化や鴻臚館の発掘調査など、現在までの研究調査結果をごらんいただけます。

11/20(土) 第1部 10:00 - 11:30  2部 13:00 - 14:30

古代の香り作り

鴻臚館跡展示館

入場料:3,500円(税込)

定員:各回5名(応募多数の場合は抽選) *応募は締め切りました

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鴻臚館遺響 LIVE 2021 Pre Event

お香の原料となる天然香料は、漢薬として使われるものが多数あります。

香司のつる子氏とともに古代から伝わる香原料を使って、清めの香「塗香」を作ります。

11/27土)- 28(日) 9:00 - 17:00 *時間が変更になりました*

鴻臚館古代おもてなし料理ギャラリー

鴻臚館跡展示館

入場無料

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奈良・平安時代の食文化の文献による研究、鴻臚館発掘調査や事例視察などを踏まえ、現在までに明らかになっている成果をごらんいただけます。その中には当時の鴻臚館のおもてなし料理を考察した、古代人の食事イメージの展示もあります。「Re: 鴻臚館古代おもてなし料理」に至るまでのこれまでの活動を、写真を中心にご紹介いたします。

11/27土) 18:00-20:00

遺響の

音楽茶会

鴻臚館跡展示館

招待制

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茶の魅力を伝える赤坂・万 yorozu オーナー/茶司・德淵氏とピアニスト・haruka nakamura氏のコラボレーション。その表現には、鴻臚館の歴史への思いが織り込まれ、古から今へ連綿と受け継がれる日本のおもてなしの心が反映されています。「鴻臚館への思いを伝える一日をいただき、とてもありがたく思っております」(德淵氏)

音楽家/ピアニスト

haruka nakamura

ソロ名義のほか、様々なユニットで多数オリジナルアルバムを発表。近年は、杉本博司「江之浦測候所」オープニング、国立新美術館「カルティエ 時の結晶」安藤忠雄「次世代へ告ぐ」などの音楽を担当。他にもCM、ドラマなどの音楽を数多く手掛ける。

11/28(日) 第1部 11:00 - 12:30  2部 13:00 - 14:30

Re: 鴻臚館古代おもてなし料理の宴

鴻臚館跡展示館および併設広場

入場料:5,000円(税込)

お申し込みはこちらから>
*応募は締め切りました

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鴻臚館おもてなし料理の復元をもとに、現代において活用・展開するためのアレンジメニューをご提供します。それは、かつて大陸からの賓客の間で食された「特別な食」を現代の新たな「市民の食」として、福岡から発信していく試みです。当日は、かつて鴻臚館があった、まさにその場所に特別な屋外会場を設え、古代と現代が出会う美食の舞台をご用意して、みなさまをおもてなしいたします。

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鴻臚館へのアクセス

鴻臚館の余韻が感じられそう。そんな新しい顔の福岡に、
会いに来てください。

鴻臚館遺響ホームページで、鴻臚館についての興味がわいてきた方は、

ぜひ歴史の「余韻」を体感しに、鴻臚館跡や展示館へ足を運んでみませんか。

かつて福岡城があった高台より北を臨めば、博多湾が一望できます。

また、城の外濠だった大濠公園、城の本丸だった舞鶴公園へ足を延ばして、

中世や古代の浪漫に思いを馳せつつ、散策するのもいいでしょう。

史実なのに新発見。昔のことなのに新しい。そんな福岡にぜひ会いに来てください。

いにしえの大陸との文化交流を支えた迎賓館。

その歴史の「余韻」が、ここにあります。

福岡市地下鉄空港線 赤坂駅 2番出口より徒歩約10分

福岡市中央区城内1

TEL. 092-721-0282

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​お問い合わせ

鴻臚館遺響プロジェクトへのお問い合わせ・取材のお申し込みはこちらからお願いいたします。

福岡市経済観光文化局文化財活用部史跡整備活用課

​お電話・FAX

TEL: 092-711-4784 FAX: 092-733-5537

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令和3年度文化庁文化資源活用事業費補助金(Living History 促進事業)

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